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粗筋と大雑把な感想

            
    ラシュプート国のザンジブ市。
 バザールで小さな絨毯店を営む若い青年アブダラは、第一夫人の身内3人の干渉が
 唯一の悩みだったが、まずまず繁盛し、商売の間に白昼夢にふけるのが好きだった。
  ある日、それをジャマした男から「空飛ぶ絨毯」を買ったアブダラは、高値で
 宰相に売りつけようともくろみ、その上で眠る。
 …すると、白昼夢どおりの宮殿で目覚め、そこへ美しい娘がやってくる。
 娘<夜咲花>に王子とウソをついたアブダラは、再会を約束し、再び眠って目覚める
 と、自分の店に戻っていた。
  …例の3人はアブダラの嫁にと、2人の姪を連れて店に来た。
 何とかごまかして難を逃れ、<夜咲花>と絨毯に乗って逃げようと決意するが、
 <夜咲花>は魔神(ジン)にさらわれてしまう。
  地下牢に捕らえられたアブダラは絨毯で北へ飛び、オアシスで白昼夢そっくりの
 盗賊に出会う。盗賊は紺色の瓶を取り出し、それが何かと尋ねる。
 口から出任せで「精霊(ジンニー)の瓶」と答え、ふたを開けると…
 本当に精霊が出てきたのだ。
  アブダラは瓶の精霊と途中で知り合った兵士と共に、<夜咲花>を探し続けるが…

                      
  続編かと思ったら、アブダラが主人公の別の話でした。
 アブダラのお世辞は処世術としても、揉み手する商人=オッサンのイメージしか
  浮かびませんでした。若い青年なのに…(笑)
 ハウルも、ソフィーも、カルシファーも出て来るけど… …遅い、遅すぎます(涙)
 2人のその後がわかりますが… 主人公はハウル達で読みたかったです。