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粗筋と大雑把な感想

                      
  イギリスのラーウッド寄宿学校の2年Y組(12.3歳)の日記の授業中、地理の採点を
  していたクロスリー先生は、「このクラスに魔法使いがいる」というメモを見つける。
 …魔法使いとわかった者は火あぶりになる世界、そんな親を持つ子供達が、多く集まる
 国立校… 魔法使いがいてもおかしくはない。
  クラスは男女共に、先生の前では優等生面のリーダーととりまきがいて、対立して
 いた。真っ先に疑われたのは、仲間ハズレのチャールズと、誰もが知る大魔女ドルネシ
 アの子孫のナン(女の子)だった。
   一体誰が魔法使いなのか? 魔法を使ったとしか思えない怪事件と共に謎は深まり、
 とうとう学校に審問官がやって来る事に…
  …追いつめられたクラスの魔法使いは、助けを求めた老婦人に教えてもらった呪文を
 3回唱える。
 「クレストマンシー…」

                      
 寄宿学校、減点する先生やクセのある生徒達、箒に乗る魔法使い、チャールズの唱える
 呪文…(『ハリポタ』が似ているのは、舞台が同じせい?)
  魔法使いだと疑われ、メガネの奥から視線で「黙らせる」チャールズと、気が強く、
 タガが緩むと恐ろしいナン… キャラが皆濃いです。モデルがいると見ました(笑)
 どこも日本と同じように、一見「いい子」がいて、イジメがあるんですね…
 ただ、イジメられっ子は「フン!」と軽蔑し、いざとなると言い返し、1人で対処出来
 る強さを持っています。(イギリス人だから?…)
  キャラの視点が目まぐるしく入れ替わりますが、個性が際だっているせいか、すぐに
 慣れました。
 主人公?クレストマンシーの登場がラスト近くなのは「なぜか?」も含め、読んでいて
 とても楽しかったです。