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粗筋と大雑把な感想

            
    クリストファーは、仲の悪い父コジモ・母ミランダと、頻繁に変わるメイドと、
 ロンドンのお屋敷で暮らす、孤独な少年だった。
  夜眠る頃、自室の暖炉の角を曲がり、岩だらけの小道を昇り、『あいだんとこ』と
 名付けた場所へ出る。そこからは何百とある『どこかな世界』へ自由に行き来出来、
 オモチャなども持ち帰っていた。
  母の兄のレイフは、夢の話を聞いて驚喜する。
 レイフの頼みで、クリストファーが夢の世界へ行くと、そこにタクロイと名乗る若い
 青年が待っていて、自分達がいるのが『第12系列』、逆に数えて1まであると言う。
   仲良しになった2人は、レイフに頼まれて「各系列に入り込み、物を持ち帰る」
 事を繰り返し、クリストファーは神殿で『生けるアシェス』と呼ばれる少女『女神』に
 出会う。
  レイフのすすめで寄宿学校に行って魔術を習う事にしたクリストファーは、学校でも
 同じように世界を行き来していたが、生死の境を彷徨うような目に遭う。
  学校に来たコジモは、探知能力者のポーソン博士を紹介し、こう言うのだった。
 「お前はクレストマンシーだ…」

  
  1で子供達を助けたクレストマンシーの、少年時代のお話です。
 …この後全く予測もつかない事態となり、期待を裏切らないで終わります。
 他と違って(笑)素直な主人公で、「あの環境で?」と、逆に驚いてしまいました。
  「大魔法使いだから」かもしれませんが、もし野心家や悪いヤツだったら、どうするん
 でしょうね?… 
 他のキャラも勿論元気です(笑)