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スタジオジブリアニメ化・監督 宮崎駿さん・04-11-20公開

粗筋と大雑把な感想

                      
  インガリー国、<がやがや町>の帽子屋ハッターの三姉妹、ソフィー・レティー・
 再婚したファニーの娘マーサ。
 ソフィーはいつも妹2人の仲裁役で、「長女は必ず失敗する」昔話を信じ、針仕事
  しか才能がないと、半ば将来をあきらめていた。
  父の急死で借金が残り、ソフィーが帽子屋を継ぎ、レティーはパン屋さんで奉公、
 マーサはファニーが魔法を習った、フェアファック夫人の所へ行く事になった。
  町では『荒地の魔女』を始末しようとして、逆に殺された魔法使いサリマンの噂が
 流れ、突如出現した空に浮かぶ城=50年前の魔女に違いないと、人々は怯えていた。
 だが、城の主は「一人でいる若い娘の魂を抜き取る」、悪名高い魔法使いハウルだっ
  た。
  五月祭の翌日、ソフィーは帽子屋にやって来た『荒地の魔女』に、いきなり90歳の
 老婆になる呪いをかけられてしまう。
  町を出たソフィーは、なんとハウルの城に潜り込み、掃除婦として無理矢理居座る。
 弟子のマイケル、ハウルと契約している火の悪魔カルシファー、そしてハウルとの、
 『荒地の魔女』退治の奇妙な旅が始まった…

                      
  「ひねくれ者の魔法使いと、老婆になった少女との、ちょっと変わった恋物語」
 そんなコピーを読んで、全然違う話(ロマンティックで切ない)を想像していました。
 (何故かは不明…(笑))
  体は老婆でも、中身は若いソフィーはしっかり者で仕切りたがりでパワフルだし、
 ハウルは自信家で気まぐれで冷酷じゃない面を持ってるし… 
 …姿隠しマントとか、人間が犬に変身するとか、所々『ハリポタ』を思わせる描写が
 ありましたが、イギリスの民話や昔話から取っているせいかもしれません。

  ページがどんどん少なくなっても、まだまだ続きそうな勢いで、ラストは?!と心配に
 なりますが、ちゃんと終わり、オチもきいてる引き際の鮮やかさには唸ってしまいます。
 伏線や駆け引きも見事で、途中で止められずに一気読みしました。
 日本のファンには、この作品が一番人気があるみたいです。

  (アニメ化と知り喜んだものの、まるっきり別作品でした)