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粗筋と大雑把な感想

                        
  クレストマンシーが登場する短編4作(外伝)です。 

       1984| 妖術使いの運命の車
       2000| キャットとトニーノと魂泥棒
       1986| キャロル・オニールの百番目の夢 
       1982| 見えないドラゴンにきけ

                      
  『妖術使いの運命の車』
    魔力を失い、犯罪で生きて行こうとする「なんでも屋の妖術使い」が
    どうなるか…

    テンポやキャラは流石ですが、起承で終わってしまったようなカンジです。
    
  『キャットとトニーノと魂泥棒』
    この短編集のメインで、2のキャット・チャントと、4のトニーノが一緒に
    魂泥棒をやっつけるお話です。

    何となく似ている2人だから、初対面ですぐ仲良しに…と思っていたので、
    予想と違う、4のその後のような展開にワクワクしながら読みました。
    キャットが次のクレストマンシーになるまで、まだまだたくさんのエピソード
    がある筈なのに… 
    短編では物足りないし、もっと続きが読みたいシリーズです。

  『キャロル・オニールの百番目の夢』
    子供達の間で大評判の「夢見師」キャロルのスランプ。心配した母と一緒に、
    クレストマンシーに会うと…

    どんなケースでも、たちどころに原因がわかり(見抜き)、解決してしまう。
    見誤る事はないんでしょう…ね(笑) 夢の解釈がユニークでした。

  『見えないドラゴンにきけ』      
    予言通りになり、秩序が保たれている世界に災いをもたらす「破壊の賢人」…
    クレストマンシーによって、タスパーが自分の世界に戻るまでのお話です。

    タイトルからドラゴンが主役かと思ったら…
    いつもどこかの世界のトラブルを解決する為に飛び回るクレストマンシー…
    食事中だろうと病気でふせっていようと、呼び出されたら駆けつけなくては
    ならない。間違っても地味な服とか、寝癖頭では登場しません(笑)
    大魔法使い(クレストマンシー)って、過酷な任務ですね…