|不定期日記・ドラマ百鬼夜行抄|公式サイト|
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|07-07-04|特01 凍える影|
・「通っちゃダメだよ」と律に釘を刺されたのに、近道だからとついその沼の
横の方を選んだ司ちゃん。
霊感があるとはいえ、事前に回避出来る律の方がやはり強いのか…
ずぶ濡れの女子高生役は、表情や不気味さはよく出ていたと思いますが、
キレイな水から上がってきたというカンジでした(笑)
(一旦帰宅するエピソードは入れて欲しかった…)
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|07-07-04|特02 狐の嫁入り|
・律と伶の回想シーン。遊びに行った森の中の違う世界と、貰ったお菓子を
持ち帰らずに置いていく伶。
横断歩道で渡れずに困っている老婦人を助けた律は、かつて森だった所に
道路が出来たせいだと、感謝どころか悪態をつかれる始末。
(物の怪だとわかっても、人間と同じに接する律はスゴイ(笑))
この2つのエピソードと、一緒に遊んだ女装の律の成長した姿と、偶然帰宅
した司ちゃんが間違えられて…と、伏線もストーリーもわかりやすかった
です。嫁入りのシーンも雰囲気が出ていました。
今回も老婦人役が上手く、ゲストキャラの名演が全話で光っていました。
(…あれは娘というより孫では(笑))
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|07-07-04|特03 闇夜の衝立|
・伶の姉水脈(みを)のお葬式から戻った律は、風邪で熱を出して床につく。
…話し声で目が覚めた律が、ふと部屋の壁沿いにあった衝立を覗き込むと、
広々とした空間の真ん中で、麻雀をやる鬼の姿が…
鬼の中に一人だけいた若い男性は、機転を効かせて律を下男と庇ってくれる。
鬼は傍らの白鷺を指し、池に身投げした美しい女性だと言う。
若い男性の目的は勝負に勝ち、白鷺を取り戻す事……と、冒頭のエピソード
以外は原作と殆ど同じでした。
伶はイメージ通りの話し方で、とても良かったです。
若い青嵐で祖父と気づいた律が、別れ際にそうと告げず、後ろ姿にこっそり
嬉しそうに呟く所は、すっかり律役に慣れたというか、余裕すら感じました。
…ただ、水脈役が古風にメイクしても「現代女性」というカンジが否めず、
それがちょっと残念でしたが、全話中一番完成度が高いと思います。
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|07-07-04|特典映像|
・キャラ役の方のインタビュー。
律はああいう話し方をするよう、演出の方が決めたそうです。
服は祖母や母が買ったものを着ているイメージ。そうかもしれない(笑)
司ちゃんは普段の自分と違う上、1話にほぼ1回叫ぶシーンがあり、大変
だったみたいです。
絹さんは「全部承知でボケている」のか、「本当に何も知らない」のか、
どちらとも取れるように演じたそうです。
八重子さんは原作より「若々しいお祖母ちゃん」のイメージ。
青嵐は「原作未読」!で演じ、食べるシーンは徐々に「フリ」にしたそう
です。全部食べていたら大変ですね(笑)
尾白と尾黒は、鳥はCG、妖魔はコスプレ、人間姿はメイクと、全部声優
さん役の方が演じたそうです。(アテレコよりも、演じながら話す方が自然
との考え)だから違和感がなかったんですね!
・CG。青嵐は原作のイラストを参考して、合成した時に自然に見えるよう、
最終的に透明にしたそうです。尾白と尾黒はセリフに合わせて口パク(笑)
・セットやロケ地。
外観は東京都小平市・東京江戸たてもの園で(一般見学可)、居間や律・
司ちゃんの部屋、伶の書斎はセットです。
原作者の今市子さんや、伶役、八重子役の方も絶賛していた書斎は、並べて
ある本はほぼ本物で、小物等も伶が好きそうなものを散りばめた力作です。
見返してもセットとは思えない程で、こういう所で演じると、やはり気分が
違うでしょうね。
・深夜という時間帯・ローカルでなかったら、恐らくもっと視聴率は良かった
筈です。(勿体ないです)
今市子さんも、ドラマ版として映像化したこの作品が(周囲に)好評で、
安堵したというか予想より遙かに良かったというか、そういう気持ちがよく
わかるコメントでした(笑)
原作を大切に、オリジナルだけどイメージを壊さないように映像化しようと
いう想いや熱意が、こちらにもよく伝わってきました。
お墨付きは貰ったし、晶ちゃん他未登場のキャラはいるし、結局鬼灯との
決着はついていないし、DVDが好評なら、続編が実現するかも…と、
思わず期待せずにはいられません。
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